2012年7月26日木曜日

Mt. Fuji climing July 2012 - 5

御来光

山伏隊のホラ貝が雰囲気を盛上げてくれる。

雲海の下に見える山中湖


まじかに迫る万年雪のかたまり


御来光と下山

いつも飛行機に乗った時に雲海から見える朝日をみているので初めて見る景色ではないですが、やはり自分の足で登り切った標高3,774Mから見る朝日は、まさに『御来光』。

清々しい気持ちになります。

御来光と同時に山伏隊のホラ貝の音が響き渡り、なぜか皆で「万歳三唱」。すっかり日本人しました。

御来光後は下山道込み合うとのことで、すぐに下山しはじめましたが、ここからが本当の苦難のはじまりかも。
取敢えずは朝出発した「胸突江戸屋」さんに向かう。ガっツリ着込んだ防寒具をそこで脱ぎ、砂が多い下山道用にプロテクターを着け、防塵用にマスク、遮光サングラスもつける。
そこから一気に下山道分かれ道となる「下江戸屋」さんを目指す。
結構sandyで、ザックザック降りれるのが嬉しい。
下界も雲海が晴れはじめ山中湖が姿を見せ始める。
下りは単調で「つまらない」と言う人もいるが、めったに見れない眼下にみえる山々を見渡せるのでそれはそれで楽しい。しかし、結構『足』に痛みがくるのです。もう止めたいといってもタクシーが呼べる訳でもなく、乗合バスが来る訳でもなく。ただひたすらに自分の足で降りるのみ。

誰かが人生を登山に喩えていますが、誰かにその苦しみを変わって貰えるものでもなく、また喜びは苦難が大きければ大きい程感動があり、まさにその言葉どおりと思いました。

5合目に辿り着いた時には『足』の痛みは最悪でしたが、気分は最高潮。
富士山パワーを一杯一杯頂いて無事帰路につきました。

もう一度登りたいかと聞かれれば、もちろん「YES!」です。

Mt. Fuji climing July 2012 -4

雲海晴れて下界の灯り



富士山火口

 
夜明け前。数百人の人が既に山頂で待っている。



The Summit   てっぺん

寝袋スペースは12畳部屋くらいに2段ベッドで60人位が寝ているのではというほど狭く、私達のスペースは本当に奥の奥。しかも眠りに就くと酸素の吸収量が減るとのことで、実際眠りはじめてから暑さと酸素の無さで「はきけ」「頭痛」の症状が。1時間毎に目が覚め『高山病?』の症状が益々ひどくなる。ガイドさんの『気分が悪ければ登らないで下さい。』との言葉が頭をよぎる。
登頂無理なんかなぁ~。
と諦めはじめた頃に起床の時間に。人が動き出し、部屋の空気が動き出し、なんとか外に出てみて新鮮な空気を吸うと吐き気もとまり、それより雲が晴れ下界が見えてきました。
1時半に山小屋出発。幸運にも風は無く登り出すと汗ばむ程に。
あれだけ重かった足も数時間の仮眠で頂上まで登れるくらい回復。
しかし登山道は人・人・人が蟻の行列の如く続き、もし体力がかなりあったとして、ガッツガッ登りたくとも、まさににラッシュ状態で先に進むのは相当難しい。
ガイドさんの誘導で我々63隊は途中から下山道を通って登り始めたので、ラッシュ状態こそ無いものの、やはり最後の道は結構厳しい。
時折休憩で立ち止まりヘッド・ライトを消して夜空を見上げると星空が広がり、流星もみれたりするので、なんとも幻想的な気分になれたりもする。少し瞑想的に歩き始めたところ突然ガイドが叫び、数個の落石音が響く。頂上より御来光待ちの人が谷側に寄りすぎて起こしたものらしい。下を歩く我々は避ける手立てというものが無いので、一瞬恐怖が広がりましたが、幸い大きな石ではなくけが人も出ませんでした。
お陰で再び『気合い』が入り、再び行進したと思ったら建物らしきものが見え、そこが頂上。
ガイドさんにハイタッチで登頂成功を祝う。

御来光まで少し時間があるので山小屋で暖かいものを食べ、その時がくるのを待つ。
しかし、聞きしに勝る富士山頂、本当に大勢の人で込み合っている。

さていよいよ御来光の時間がせまり、ガイドさんの案内で比較的に人が少ない穴場で待機。

2012年7月25日水曜日

Mt.Fuji climing July 2012 - 3

足下に積乱雲

山小屋の夕食。感謝して頂く。

影富士 太陽を背に富士山の陰が雲海に。

8合目 本8合目胸突江戸屋

5合目を出発したのが朝10時過ぎ。約6時間掛けて標高3,400Mにある山小屋『上江戸屋』さんに到着。ノロノロ作戦のお陰で此処に辿り着くまでに『高山病』の症状もでず、しかし普段の運動不足からくる足の重みと、そんなに入ってはいないザックが肩にのしかかり、体がやすみたいよぉー!と言った頃にやっと8合目に到着したって感じ。
登山ガイドの話によると『山小屋にレジャーホテルの様な心地よさを期待しないで下さい。また水道の無い水は富士山では貴重です。当然トイレもバイオ・トイレで水洗ではありません。etc』
おそらくこの八合目にヘリコプターなどで到着していれば、このような言葉を聞いてもピンとこないでしょう。しかし自分自身がシンドイ思いをして辿り着いた8合目の山小屋のおもてなしは、本当にウレシイものです。もちろん狭いスペースで寝袋一人分のスペースでしか眠れないのは、結構きつかったですが。
山小屋到着後、早朝出発の為にすでに服を着替えその後5時くらいに食事を済ませ、その後何もすることもないので『その辺散歩でもしようか?』なんてA-Donに言ったら『6時間歩いてまだ散歩したいの?』なんて。いつもの旅行のくせで夕方食事なんかおわったらブラブラとしたいけれど、標高3,400Mの山小屋の周辺に何がある?しかも外の気温は10度を下回っており風もかなりきつい。影富士を見ながら明日の御来光が見えるのを祈るばかり小屋にもどり暫くぼーぉとしておりましたが、8時には消灯となるので寝袋にて仮眠に入る。

Mt. Fuji climing July 2012 -2

5合目到着 やたらに多い中国人ツワ―に驚く

出陣前の食事

恐怖の岩場が延々と続く
5合目から7合目

何分『登山』なるものは初めてで、しかも日本霊峰、最高峰の富士山に登り切るには全く自信はなく、しかし最近の『山ガール』人気なのか女性雑誌などでも記事として取り上げられいるからか旅行社も色々なツワ―を組んでおり、初心者向けのも多数。
朝5合目に到着、8合目で仮眠休憩、夜中出発、頂上で御来光、下山&温泉の『サンシャイン・ツワ― 夜発河口湖3日間スタンダード』を6月末に予約。
それからネットでお天気チェックやその他もろもろ調べ・取り揃え、夜行バスに乗込みいざ出陣。実は大昔バスツワ―の添乗員のバイトをした事があり関東方面へのバスツワ―は慣れたモノと思っていたのですが、『新・東名高速』が出来ていたのに驚き、SAの美しくなった事に驚き。
そんなこんなで夜中に京都を出発したバスはあっという間に富士吉田口5合目に到着。
ちょっとばかりスイスあたりを思わせるしかし名前は『雲上閣』なる土産物屋兼山小屋に到着。簡単なお昼ご飯を9時半頃に済ませ(通常この時間帯の食事は朝食というが・・・。)、10時過ぎに登山ガイドを先頭に5合目を出発。最初は緩やかな下り道を、その日のご来光を見た下山者達とすれ違いながら我々63(ロク・サン)隊は行進。バスの中で登山ガイドが話された事に『登山ガイドは絶対です。』すなわち山の中ではガイドに背くな。ガイドの判断は聞くべし。それは『命』に係る判断なので彼はそう言われたのだと思います。普段人の言う事を聞くのが苦手な私としても今回は万が一という事もあるので素直に従うつもり。ツワ―・バスのナンバーから付けられた我々グループの名前は63(ロク・サン)隊。先頭にガイド、最後尾に添乗員。その人を追い抜いても、追い越されてもダメとの事で進んでいくわけですが、最初のなだらかな道はごく普通のペースで歩き出し、少し傾斜がきつくなりかけた処で、隊の中で一番遅い人をガイドの直後に配置。彼らが進めるスピードで登山していく訳ですが、結構ノロノロ。ガイド曰く「人がナメテいるのか!?っという様な速さで登ります。」がまさにこの事。こんなので辿りつけるの?って感じなのですが実はこのジワジワ作戦が登頂成功の鍵となるのです。
下界に霧、はたまた雲を眺めながら難なく6合目を過ぎ7合目にぐらいになると『岩』出現。
『岩山』を這ってよじ登るという感じで、本当に一歩間違えると谷底に落下の可能性大な急斜面を進んで行きました。幸いなことに「晴天」ではなく、もしこれが晴天で下界が見えていたら足が竦んでとてもではないけれども、その岩場が登れなかったかも。実際63隊のメンバーの中でガイドが「気分が悪いのですか?」と聞かれた女性は『高所恐怖症で』と。そんなのだったら登るなよって言いたいですが、もう皆上を向いて歩くしかないって感じで前進あるのみ。
そんなこんなで7合目の山小屋群を通り過ぎ、岩場もなくなり8合目を目指す頃にはかなり足が重くなりはじました。

Mt. Fuji climing July 2012 - 1


御来光

雪が残る富士山火口

頂上までの最後の行進に出発!

これから登頂の様ですが実は下山。
まだ笑顔が残っております。
We made it !

それを思い立ったのは約1カ月前。
春頃にTVのニュースなどで『東・南海大地震の可能性』などが言われていましたが、この夏の旅行は何処に行こうかしら?とネットで日本地図を見ていた時に、関東方面はいあやだなぁ~地震が恐いしと思い避けるべしと思ったけれども、なぜか「そうだ、富士山が爆発する前に見ておかねば!」と思った訳です。
そう思えば事は早く、早速ネットで初心者向け富士登山を予約。
装備やなんかもネットで調べ、登山専門店ではなくご近所のDIY Shop コーナンや平和堂のスポーツコナーで道具を揃え準備万端。
7月22日の夜行バスで京都より出発。

2012年7月21日土曜日

Kanten the cat


Kantenにとって2回目のproper summerが到来。

昼間は庭の植木の陰で熟睡。
夜は離れの玄関前のベンチでくつろぐか、はたまた地べたにゴロン。
毛並みがすっかり『ホームレス・キャット』の様になり、久しぶりにfar coatの「洗濯」をいたしました。
すこしサッパリして男前猫になりましたが、相変わらず地べたにゴロン。なのでシーズン中にあと2回くらいは「洗濯」しないといけないかも。


下の写真は2010年9月のもの
日本帰国後2週間くらい。
まだ日本の夏の本当の暑さを知らなかった時。

Vege field in July





梅雨の期間中の『畑』の成長ぶりはそれはそれは力強く、脅威にさえ感じることがあります。
農作物もそうですが、雑草の伸びること伸びること。
『蔓延る』―はびこる、とはこのことでしょう。
すごい生命力をもっています。

夏野菜はそれほど手入れをする必要もなく、雨とお日様があれば勝手に育ってくれます。
しかしやはり『土の力』栄養分は大切で、例えば同じ種、苗で植えたコーンも訳あって少し離れた畝に植えたのが、成長するにつれ『土の力』が違うのか、みごとに葉っぱの色に現れます。栄養が行き届くいた処では濃いみどりとなり、痩せた処では黄緑がかったものになりました。
もちろん黄緑の方は追肥を施しましたが。

上2枚の写真は6月の初め頃のものと、7月の初旬。

Courgetteは恐ろしく成長しています。
二人で食べきれないので生徒さんや知人にお裾分け。
Fine beansは冷凍にしました。

花の苗と思って植えたら、同時にポットに播いたHerb の一種Fennelでした。
 今年はBasilは全く芽を切りませんでした。



2012年7月19日木曜日

end of raining season 2012

週初め、梅雨が明けました。

明けたと思ったら、猛烈な暑さがやってきて眩しいくらいの夏の太陽が照りつけていました。
やっと教室の方もエアコンの効いた『和室部屋』に移動。
しかし受付エリアは『節電』の為に昨年夏の終わりに買った『扇風機』で暑さを凌いでおります。

『扇風機』と言えばどうしてもその前に立って、「あぁ~ぁ~ぁ~」と声を出してみたくなる。
小学生の頃、よくやりました。
そう言えば実家に、小学生の頃から使用の扇風機が現役で頑張っています。
「National」と社名がセンターにあり、昭和の日本製電化品の質も良さを今も証明してくれています。

ところで今夏は旅行の予定は無く、そのかわり『富士登山』に挑戦。
今週末に夜行バスでゆきます。

準備段階から、すこし『高山病』とか『悪天候』にビビりぎみとなっておりますが、前からやってみたかった事なので、挫折ぜず、たとえ途中下山となっても後悔の無いよう『楽しく登山』しよう!

いつもは旅行に行って来てからのUpdateですが、今回は行く前宣言で気合いをいれております。

最近、私もA-donも雨女・男なお出かけばかり。
山頂からのご来光が見れます様に (;^-^ A

2012年7月2日月曜日

Usual suspect 2

日本は梅雨、真っ只中。
雨が降るとお野菜の成長がぐぅ~と伸び、また雑草もすごい勢いで大地を覆いはじめています。

梅雨の晴れ間をみて先日はPoteto, Courgette, Green pepper and Tricolour Radishを収穫。

当分野菜サラダとCourgetteの毎日が続きそうです。


Tricolour radish & beetroot