2012年7月26日木曜日

Mt. Fuji climing July 2012 -4

雲海晴れて下界の灯り



富士山火口

 
夜明け前。数百人の人が既に山頂で待っている。



The Summit   てっぺん

寝袋スペースは12畳部屋くらいに2段ベッドで60人位が寝ているのではというほど狭く、私達のスペースは本当に奥の奥。しかも眠りに就くと酸素の吸収量が減るとのことで、実際眠りはじめてから暑さと酸素の無さで「はきけ」「頭痛」の症状が。1時間毎に目が覚め『高山病?』の症状が益々ひどくなる。ガイドさんの『気分が悪ければ登らないで下さい。』との言葉が頭をよぎる。
登頂無理なんかなぁ~。
と諦めはじめた頃に起床の時間に。人が動き出し、部屋の空気が動き出し、なんとか外に出てみて新鮮な空気を吸うと吐き気もとまり、それより雲が晴れ下界が見えてきました。
1時半に山小屋出発。幸運にも風は無く登り出すと汗ばむ程に。
あれだけ重かった足も数時間の仮眠で頂上まで登れるくらい回復。
しかし登山道は人・人・人が蟻の行列の如く続き、もし体力がかなりあったとして、ガッツガッ登りたくとも、まさににラッシュ状態で先に進むのは相当難しい。
ガイドさんの誘導で我々63隊は途中から下山道を通って登り始めたので、ラッシュ状態こそ無いものの、やはり最後の道は結構厳しい。
時折休憩で立ち止まりヘッド・ライトを消して夜空を見上げると星空が広がり、流星もみれたりするので、なんとも幻想的な気分になれたりもする。少し瞑想的に歩き始めたところ突然ガイドが叫び、数個の落石音が響く。頂上より御来光待ちの人が谷側に寄りすぎて起こしたものらしい。下を歩く我々は避ける手立てというものが無いので、一瞬恐怖が広がりましたが、幸い大きな石ではなくけが人も出ませんでした。
お陰で再び『気合い』が入り、再び行進したと思ったら建物らしきものが見え、そこが頂上。
ガイドさんにハイタッチで登頂成功を祝う。

御来光まで少し時間があるので山小屋で暖かいものを食べ、その時がくるのを待つ。
しかし、聞きしに勝る富士山頂、本当に大勢の人で込み合っている。

さていよいよ御来光の時間がせまり、ガイドさんの案内で比較的に人が少ない穴場で待機。

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